詐欺師の騙し合いサダルストリート – 中編 –

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おはようございます。

 

HOTEL MODERN LODGE
no wifi, cold shower and bathroom inside, single, 一泊350ルピー (560円)

 

あまりに怖かったから、ホテル変えたよ!!!

っていってもまだサダルストリートですが・・・

しかもシングル空いてなくてツインに一人で泊まるという、精神的ダメージもありな展開です。

本当はここ、シングルで150ルピーからあるらしいですよー。

 

今日でサダルストリートから離れることにしました。

疲れたから、ボランティアへさっさと行く!

 

そんなこともラージには何も言わないまま、いつものようにお昼ご飯。

わたしがDOSAってやつが食べたいと言ったら、まさかの屋台!!!

つ、ついにお腹の方でも洗礼を受ける時が・・・!!!

 

でも店構えはあれだけど、肝心の料理の見栄えはすごくいい!

 

くるりーんとな。これがDOSAです。おいしそでしょ。

 

そのあと、ちょろっと観光。

モイダン公園の中にあるビクトリア記念堂へ。

 

まずは入り口でチケットを購入。

観光客は150ルピー(240円)だけど、インド人は10ルピー(16円)でした。どんなや。

 

ビクトリア記念堂の中は撮影禁止ですが・・・

 

外観と庭だけでも見応えある!!!(*゚∀゚)=3

ヨーロッパ調で、インドじゃないみたい・・・歩いてるだけで優雅な気分になれるってか・・・

落ち着く~~~(すでに相当インドにお疲れ)

 

そのあと、日本人男子を見つけすかさずナンパし、一緒にご飯を食べることに成功!(*゚∀゚)=3

はーー、ラージの興味が他に向いてるのを感じると、すごい気が楽になるっていうかーー(本当に相当インドにお疲れ)

 

彼はそのあとも、一緒に行動してくれましたー!

助かる!仲間が一人いるだけで本当に助かるよおおお~~~!!!

 

わんこそばみたいにつぎつぎ足されていく、なぞボール。

女の人も立ち食いわんこみたいにするっと食べる。辛いらしい。

 

そのあと、近くのセントポール寺院に行って、教会内でのんびり。

うん、これで終わりにする。

 

ラージとはここで別れました。

にこにこ笑って、またねって次の日の約束してたのに、にこにこ笑って、またねって知らん顔して終わりにしました。

話してても、遊んでても、飲んでても、楽しかったけど、最後まで「この人はわたしを騙すか騙さないか」がありました。

彼は友達のようで、友達じゃなかったのですね。

 

複雑な気持ちで、サダルストリートを歩いていました。

でも、同時にすごく解放されたような気持ちにもなっていました。

 

「misakiさん。」

 

サダルストリートを通る度に彼、ピアスに出会います。

「今忙しいからまたね!」って笑ってさささって避けてたけど、でも、今は他の日本人も一緒で一人ではない。

サダルストリートも今日で終わりだ。

変に逆恨みされたくないから無理矢理、笑顔を作って話しました。

 

「おー元気ー?さっきごめんねー、急いでて!」

「もーいいです、あなた良くない人だから。」

 

ん?態度が今までと違うな?

 

「なに?良くないって?」

「ラージに昨日の俺らのケンカのこと話したでしょ。」

 

って、だからなんでその情報を知ってるの?

その話をしたの、つい数時間前だよ!!!

ラージが言った?それか誰かが盗み聞き・・・

いや、もういいや。もう疲れた。やめよ。

 

「ごめんごめん、言っちゃダメだった?」

「嫌に決まってるでしょケンカのことなんて」

「あー。ごめんねー!」

「もう、いいよ、もうなにも助けないから」

「あ、そう。まぁ、最初の忠告は本当にありがたかったよ。じゃ。」

「もう、日本人の女は助けないから。君のせいでね。」

「そう、まぁ残念だけど。じゃあねー!」

 

笑顔だったけど、逃げるようにその場を立ち去りました。

このあとなにかされないかな、大丈夫かな。嫌がらせにトラブルがきたりしないよね?

あー変に興味本位で首突っ込まなきゃ良かった!もう、サダル歩きたくないようーー。

 

「あ!misaki~!」

「今度はマル~~~、、」

「え?どうしたの?」

「いや、なんでも・・・(誰かに話すとすぐ情報回るからなあ・・・)」

「あれ?そっちの日本人の君・・・昨日、インド人と一緒にご飯食べてたでしょ?」

「え?あーー・・・・そうだねえー」

「そんで、あいつにつきまとわれて◯◯ホテルに入ってったでしょ?」

「って、よく見てるなお前!笑」

「はは、そんでその時『◯◯◯』ってインド人に言って、そんで今朝△△して~」

『・・・・・・。』

「え?違う?(にやにや)」

「っていうかこわいよ!!!なんでそんな細かい行動まで分かるわけ!?」

「いや、俺が言ったセリフ、まさにその通りなんだけど!!!」

「え!!!まじで!!!」

「あっはは、俺もっと言えるよ、君の行動♪」

「ちょ、まって、マル・・・彼の行動全部知ってるってことは・・・」

「あ、うーん・・・はは、うん、」

 

misakiの事も全部知ってるよ。

 

彼は、あんま言いたくないんだけどって言いつつ、にやりと笑って続けました。

 

misakiはインド来てから、こういう背格好のインド人と遊んでるでしょ。そんで今日は◯◯時にあそこで待ち合わせ。昨日は◯◯時かな。んでどこどこいって~・・・あ、今日はニューマーケットで彼のシャツを買わなかった?2つのサイズで迷っててね。んで、最終的にmisakiがこっちの方がこうだから君に合うよ。こっちの方が良いと思うな。って言って、そしたら、じゃこっちにするって彼が買ったよね?まだあるけど、聞く?

 

行動も時間も状況もわたしが言ったセリフでさえも、完璧なんですが・・・!

 

うそお・・・・

え!!?!?!

な、なんで・・・・

 

こ、

 

こわーーーーっ!!!!(((((( ;゚Д゚)))))

 

「な、な、なんで・・・」

「なんで?もしかして俺のこと、ただの暇人だと思ってた?」

「い、いや、」

「ただ、毎日暇そうに話して携帯いじってるとでも?」

「ええええ。。。」

「I know eeeeeeverything♪」

 

混乱するわたしたちを楽しそうに眺めながら、彼は続けました。

 

今からする話、他の人にしないっていうなら教えてあげる。

なんでって言ったよね?

君が、日本人だからだよ。

日本人はどこに泊まってて、どういう行動しててって、全部知ってる。

なんでか分かる?

日本人まじでイージーだから!簡っっ単に騙せるの!

 

彼が言うには・・・

 

サダルストリートでターゲットにされてるのは、日本人。

日本人がコルカタに来たら、その情報は即共有される。

「君、マレーシア人?ネパール人?」って話しかけられるのも、日本語じゃなくて英語で話してくるのも、全部警戒心を解くため。

それでチャイとかおごってあげて親切にすれば、すぐ「いい人」って思ってくれる。

そこからは本当に簡単。

 

って、まさにわたしがやられてたパターンやないかーい!!!

もう、華麗に定石にはまりすぎて恥ずかしさ超えて笑え、わら、笑えんわーー!(((((( ;゚Д゚)))))

 

一通り話して満足そうに笑った彼は言いました。

 

「まぁこの話、コルカタでたら話してもいいよ」

「え?なんで?」

「日本人が詐欺に注意するでしょ」

「・・・マルは詐欺師じゃないの?」

「さあね~~~~♪どうだろね~♪」

「・・・なんで、私たちに話してくれたの?」

「うーん、あんたが『いいやつ』だから、かな。」

「おお・・・って、その返答も信用していいものか、、」

「あはは♪」

 

次の日、わたしはサダルストリートを離れ、ボランティアを始めました。

「ピアスがmisakiどこいるか知らないって聞いてたよ」という噂は聞いたものの、このインドはじめの4日間で関わった人たちには、一度も会うことはありませんでした。

この日の夜は、本当に一人で寝るのがものすっっごく怖くて、そしてこの一件以来、一人でインドをぷらぷら出来なくなりました。

 

インド女ひとり旅、うまくやりたいけど、本当に一人じゃ怖くて無理。

警戒心はものすごく出たけど、ものすごく警戒しすぎてて楽しめない。

 

何かあったわけじゃないけど、でもそれはただの幸運です。

例えば、ラージが詐欺集団でグルでやられたとしたら・・・

 

全然、甘かった。

インドもちょっと気を付けておけば現地人の友達出来るかもって、今までみたいに現地のこと知れるかもって、完全にうぬぼれてた。

 

インドは別なんだ。

 

こうしてすっかりびびり旅人が出来上がっていた訳ですが、コルカタを離れる日。

どうしても会わないと前に進めない気がして、わたしはまた一人でサダルストリートを早足で歩いていました。

 

<後編>へつづく。

 

★1ルピー=1.6円

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