悲しくて、切なくて、思わず上を見上げたくなるような曲でした。
さてさて、ウィーン最終日のシメは・・・
楽友協会でのオーケストラ鑑賞!!!
ものすごくものすごく、楽しみにしていました。そう、ウィーンの楽友協会は、初めて「自分はこんな風に感動するんだ」と知った、とても思い出深い場所なのです。
*その時の様子はこちらの記事で!「感じるということ」
やってきました、夜の楽友協会!
向こう側にカールス教会も見えますね〜♪
「じゃあ、僕らはこっちだから〜」
「はいー!また終わった頃に入り口でお会いしましょうー!」
ってことで、おじさま奥様方とは、ここでお別れ。そうなんです。
同じレベルのチケットは買えません。笑
前に来た時も、奮発して56ユーロのチケットでしたが、それよりもいい席なんですもの。。
*それでもこの疎い女には高いチケットですよ。笑「朝一で楽友協会のチケットを受取」
こんなことも私が合流してから何回もあるので、おじさま奥様方も慣れたご様子。笑
しかも、今回はなんとチケットオフィスにて・・・・
じゃん!6ユーロ(820円)の立ち見席を当日購入です!
世界一周中ですし、大人旅体験でバックパッカーらしからずだいぶお金も使ってますし、それに何より、立ち見席がどんなもんか気になってたんですよね!
立ち見席にもかかわらず、このゴールデンチケットは、さすが。テンション上がりまくりです・・・!
さて、ではさっそく立ち見席へ〜!
きてみたらこんな感じ。。
お、おおう・・・
もうすでに柵際は埋まっており、若干余裕はあるものの、とてもじゃないけれども「すいません〜♡」って後から堂々と割り込める雰囲気ではない・・・
服装は席側のお客さんに比べてかなりカジュアルなので、バックパッカーの私でも大丈夫!それでもオペラ鑑賞(超正装!)に比べると、皆さんカジュアルに見えるー。
どうですかー!この、相変わらずの黄金ホールっぷり!
柱が邪魔だが、とりあえずこのあたりで・・・
くっ・・・ハァアアアアッ・・・!(((((( ;゚Д゚)))))
あ、チビなので、手を目一杯伸ばして撮影してます。。
ちょっとこれ、全然見えないんですけど。人と人の隙間をうまいこと狙って、片目からだけなんとか見れるレベルなんですけど。。
これが、立ち見席か・・・私の背がせめてあと30センチ高ければ、、
今回は、シカゴ交響楽団(The Chicago Symphony Orchestra )の演奏。
曲目は、ヴェルディのレクイエム(Messa da Requiem)です!
ヴェルディのレクイエムは、モーツァルト、フォーレと並んで、三大レクイエムのひとつだと言われています。
ヴェルディのレクイエムといえば、「最も華麗なレクイエム」と言われ、そのあまりに強いドラマ性から、教会の音楽として酷評を受けていたとか。
派手すぎってことでしょうかね。笑
そして、その中で最も有名なのが「怒りの日(Dies Iræ)」ですが・・・
ここのパートは、藤原竜也さま主演(強・調!笑)のバトル・ロワイヤルや、エヴァンゲリオンでも使われているものです!
きっと、聴いたことあると思いますよー。テレビ番組でもよく使われている、ものすごく迫力のあるフレーズですから!
今回は予習していかなかったので、予備知識ほぼなしでしたが、怒りの日に入った瞬間、「こ、これかあーーー!!!」って、すごい興奮しました!笑
で、肝心のオーケストラ演奏。(写真はすべて演奏後に撮ったもの)
最初の一音はそれはそれは静かに奏でられ、音を立てないように息を飲み込みながら、ここからどう広がっていくのか、期待を膨ませて聞いていました。
ゆったりと囁くような演奏と合唱に、不安になったり、心地よくなったり。そこから、ブワっと力強く大きくなった合唱に、一気に鳥肌が立ち・・・
そして、悲しくて、切なくて、思わず上を見上げたくなりました。この創り出される世界観に飲み込まれる瞬間、大好き。
怒りの日は、ドッとくる初音から最高にかっこよくて、圧巻!!!
音の迫力もそうなのですが、細かく早い指の動きで、演奏者が一斉に楽器を下って(登って?)いくのが、とにかくとてつもなくかっこよくて、逃したくない一心で、人と人の隙間から必死に見ました。
前回は3曲やったけれども、今回は休憩を挟んでレクイエムの1曲のみ。「怒りの日」以外は結構ゆったりとした演奏が多く、なかなか長〜い演目だったのですが・・・
あのですね。いっていいかな、、正直途中から・・・
いやー、立ち見席つらいなー( ̄▽ ̄;)
ばっかり考えてた!!!笑
ずっと立っているのも疲れがたまって集中力が欠けてくるのですが、それよりも、音がすっと届かないんですよー!
なんせ、私の前には人の壁と柱があって、頭上には二階席の天井がかぶさってるし、なんだか音が割れたりまだらに聞こえるんですよね。。
感動したのは割と序盤の方のみで、あとは疲れてました。笑
6ユーロで黄金ホールで一流オーケストラが聞けるのは、確かにすごくすごく魅力的なのですが、ここに来るのならば、絶対に席のチケットを買ったほうがいいと思います!
それか立ち見席でも、早々にコンサートホール入りして、柵際を死守!!!
高いチケットのおじさま奥様方は、きっと存分に音響具合まで楽しんだんだろうなあ〜、いいな〜。ま、まぁ、私がいい席に座っても、もったいない気もするけど。笑
「あ、いたいた!すごい人だから、なかなか見つけられなかったよー!」
「すみません、ちょっと写真を撮ってたら遅く・・・!」
「じゃあ、最後のディナーに行きますか〜♪」
あ、そうでした。
このディナーで、大人旅体験入学も、本当に本当に最後!
いつもの私の行き当たりばったりの旅スタイルとはまったく違う、これぞ大人のヨーロッパ旅!という体験を、本当に色々とさせてもらいました。
オーストリアの芸術と音楽と、そしてローカルのお酒と食事にこれでもか!ってくらい触れた1週間(本当に贅沢旅だった!!!笑)
やっぱり、最後もオーストリアのローカルな・・・
って思ってたら、なんとジャパニーズレストラン!!!
えっ・・・えええええ!?!?
ここへきてジャパレス・・・!!!?
ぎ、ぎやああ〜〜〜!!!みなさん!こ、これは!
ほっ、掘りごたつですよっ!!!(((((( ;゚Д゚)))))
突然の日本に目を疑うっ!
「いらっしゃいませ〜♪(トンッ)」
おおおおお、レアアイテム、おっ、おしぼり・・・(((((( ;゚Д゚)))))
というか、おてもとおおおーーーー!!!!!!!(動揺)
「ブログ見てると、日本食は全然食べてなかったみたいだからさ〜♪」
「日本離れてしばらく経つし、そろそろこういうのも恋しくなってきたでしょ?」
なんと、長旅中の私のために、最後くらいはと日本食レストランを調べてくださったらしいのです・・・!
なんて粋なお心遣いなのでしょうか・・・!これぞおじさまの鏡の中の鏡!!!(?)
確かに、旅中はあんまり日本食恋しくならないので、前回食べたのはなんだったっけ?って感じです。確か、ネパールあたりで食べた日本食?中華はたまに食べてるなぁ。
*日本食大好き(異常なくらい)と言えばこの男しか思いつきません「ふっかつ!!!」
ささやかな心遣いが、本当に温かくてすごく心に染みるよー!
「うわーーー、もうめちゃくちゃテンション上がります!!!」
「僕らもずっと洋食ばっかりだったから、嬉しいよ〜♪」
ずらりと並ぶ日本料理を美味しくいただきながら、お話し〜♪
いつもおじさま方とお話しするときは、「こうだと思う」とか「これは違うと思う」とか「こういう風になりたい」とか「こういうことがしたい」とか、そういう普段考えていることや思っていることを、思いっきりぶつけます。
変な見栄や言い訳は、一切出さずに、こうフツフツと持ってることそのままに。
きっと、はたから見たらめちゃくちゃで、勢いの部分も相当大きくて、口だけになってしまうかもしれないような、そんな願いとか想い。
それをいつも、ありのままに受け止め、そして「すごいね」「良いね」「やってみたら良いよ」と認めて、応援してくれるのです。
ただその返事をするだけでなく、これまでの人生の経験から言葉を放って、応援してもらえる。それが、どれだけ力強いことか。
今回の旅も、そんなことをたくさん語りました。
まるで、まだ旅の途中だということを、忘れてしまいそうなほど。
「それじゃ、また日本で!残りの旅も気をつけてね!」
そう言って、お別れしました。
一切心配せず、緊張から完全に放たれていた、まったりとした、ゆったりとした、ひとり旅の休憩のような時間が終わりました。
そして、ほろ酔いの帰り道、やっぱりいつものように確認したのです。
大きなことは言えないし出来ないから、見えるところだけ、手が届くところだけ。せめて大切な人たちだけは、自分の経験したもの全てを使ってお手伝いができるように、と。
長旅はやっぱり疲れるし、全く性に合ってない。でも、まだ途中なのだから、何かを拾ってから次に行かなきゃ、と。
あーーーー、もう!
旅中はもらってばかりで、ぜんっっっぜん自分を使ってない!!!
そろそろ、「使う」がしたいんだよーー
十分すぎるくらい休みました。
みなさんの創る温かい空間に久々にお邪魔することができて、ものすごく楽しく、懐かしく、そして何より嬉しかったです。
最高の旅のおすそ分けを、ありがとうございました!
ひとり旅再開ですー!
世界一周第26か国目は、ハンガリーです!(*゚∀゚)=3
ハンガリーは知り合いも友人もいないし、何しようかな〜♪
★1ユーロ=137円
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