すみません、刑務所内のあれを見に来たんですけど…|キルメイナム刑務所

「今は見れないのよ〜」「えっ」

トリニティカレッジのあとも、まだまだ観光は続きます。

見所の多いダブリンですが、アイルランドはぐるっと周ろうと思ってるので、この街でしっかりと観光ができるのは、今日だけです。

ケルズの書の次はどこへ行こう・・・ギネスストアハウス?(*´∀`)

と言い出したいところですが、チェスタービューティーライブラリーにやってきました!

呑んべいとしてより、芸術家としての血が騒いだもんでね。

って言ったらすごくかっこよかったと思うんですけど、その実の理由・・・

実は、ここの美術館(というかコレクション館)は、入場無料で見ることができるんです!

あと、トリニティカレッジからも近かったし。笑

展示されているのは、アメリカ人の採掘王アルフレッド・チェスター・ビューティーによりコレクションされた、アジア、中東、北アフリカ、ヨーロッパ諸国からの写本、版画、偶像、絵画、印刷本、骨董品など、一般の人々に遺贈されたものたち。

1917年にアジアを旅行した時に、日本と中国の絵画もコレクションに加えたようで、葛飾北斎の絵画や浮世絵などの日本のコレクションも充実しています。

面白かったのが、西洋コレクション、イスラムコレクション、東アジアコレクションなどのコーナー別に、宗教についても学べるところ!

仏教、イスラム教、キリスト教のことについて、割と解説がしっかりと書かれていて、日本の仏教のルーツについても勉強になりました。

アイルランドで学ぶっていうのも、なんだか面白いけれども。笑

チベットの写真もありました。ふとアジア旅を思い出したり・・・

ああ、チベットもまた行きたいなー。今度は東へ行ってみたい。

膨大な量のコレクションをゆっくり眺めたあと、チェスタービューティーライブラリー内に併設されていたレストランで、お昼ご飯を食べました(写真と感想は下のユルコーナーにて)

こ、この絵は・・・!!!

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笑。

そのあとは、ひたすら歩いて、次の目的地まで行くことにしました。

バスに乗りたかったんですけど、どのバスに乗ればいいのか、わからず。。

チラチラと雨も降ったり止んだり。アイルランド、もしかして、天気微妙???

寒いなあ・・・もっと厚着するべきだろうか。

かっこいいドア見つけたと思ったら、お兄さんが華麗に走り抜けました。そんな感じも好きです。

おじさん、苦しそう。

はーーっっ!!!これは、ギネスストアハウスでは!?

最高に美味しいギネスが飲めることで有名な!い、行くか・・・!?

いや、まだ昼だからね、ダブリン観光1日しかないし、こんなところに入ったら出てこれなくなる。。

夜、そう、夜まで待とう・・・くっ、、

ギネスを苦渋の想いで振り切って、どんどん進みます。教会のような建物が多い気がする。

あと、可愛らしいドア!

ということで、長時間歩いてやってきたのが・・・

キルメイナム刑務所です!

キルメイナム刑務所(Kilmainham Gaol)とは?

イギリスからの独立を掛けた1916年の反乱の際の指導者など、歴史的有名人が収監されていた刑務所。その後の内戦も使われ、1924年に閉鎖されるまでの約130年の間に、10万人以上を収容したと言われる、アイルランドの独立を知るためには欠かせない場所です。

刑務所内の見学は、20分ごとに行われる英語ツアーに参加しなければなりません。

チケットは6ユーロか・・・

「チケットを買う前に・・・今日はメインの部分が見れないんだよ」

「メインの部分?」

「この写真のところ」

ここ!(((((( ;゚Д゚)))))

ええええーーー、一番見たかったところなのに!!!

「・・・(絶句)」

「だ、だから今日は4ユーロに値下げだよハハ、、」

「4ユーロ・・・」

相当がっかりしたんですけど、ここまで来たのでツアーには参加することにしました。

ツアーはこの、チャペルからスタート。

このチャペルでは、処刑される直前にここで結婚式を挙げた人がいたとか。その時間はわずか10分。そして、誓いの言葉を述べた後、すぐ二人は引き離されるという、なんとも切ない話。

この人物は、アイルランド独立反乱の際の中心人物ジョセフ・プランケットという、歴史的有名人でもあります。

そして、その後は薄暗い独房へ。

ここはあの〜〜〜な有名人がいたところだよ、とガイドさんが説明してくれているんですが・・・

英語、難しい。。

なんか、あんまり聞き取れないなー・・・

アイルランド訛りのせいもあるかもしれませんが、こういうツアーの説明は特に集中して聞かないと、いまだにどんどん気が遠くなっていきます。

せめて、予習してから来るんだった。。

集中、集中・・・!

壁が落書きだらけ。

あまりの寒さと悪環境により、収容者のほとんどが病気になっていたそうですが、それでも大飢饉が襲った外の世界よりはマシだからと、たくさんの人たちが刑務所内に入りたがっていたらしいです。

どんなに悪環境でも、せめてもの食べ物と寝床がある刑務所の方がマシだとは・・・当時のアイルランドの貧しさは想像を絶するものだったのでしょう。

外にはすごく狭かったのですが、運動できるスペースもありました。

ガイドさんがひとつの壁を指して、「ここから脱獄に成功した人がいたんだよ」と教えてくれました。それから、ここで人々は処刑されたんだとも。

ここでツアーはお終い、というか私が聞き取れた情報はこのくらい。笑

まぁきっと主要な情報は聞き取ったに違いない!

だいたい1時間くらいだったでしょうかね。まぁなんというか・・・

やっぱりここを一目見てみたかったよ・・・(´Д`;)

映画のロケ地にも使われたり、建築物的にも一目置かれているようです。残念!!!

チェスタービューティーライブラリーの場所

ここです。トリニティカレッジからは徒歩10分ほど!

キルメイナム刑務所の場所

ここです。トリニティカレッジやチェスタービューティーライブラリーからだと、13、69、79番あたりのバスに乗ると、10分くらいで近くまで行けますよ〜♪

アイルランドご飯をゆる〜くご紹介

*ライブラリーの食堂ごはん(6.95ユーロ / 950円)

美味しかった〜♪ 本当はもっと野菜が食べたかったんですが、なぜかこんなに肉肉しいのが出てきました。

*チョコ(いくらか忘れた)

このピーナッツはいってるM&Mすごいおいしくないですか?

★1ユーロ=137円

 

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