ハッサン消える

街の探索が終わって夜ー。

一旦宿に帰った私たちは、またまた広場で待ち合わせです。

ブルーの街も、夜はまた雰囲気がガラッとかわりますね!

「みさきさーん、お待たせしましたすみません~。」

「いいよいいよ~。あ、ハッサン元気にな・・・」

「うん・・・・」

ってない(*´∀`)

広場で客引きのお兄さんたちが「オイシイよー!」「コッチ!」と、いたるところから日本語で話しかけてきます。

ここまではインドと同じなのですが、モロッコ人の客引きは全然しつこくないのです。

「ちょっとみてからたぶん戻ってくるー」って言ったら、「オーケー、まったねー♪」と陽気に言うの!

違う!そうじゃないんだよ!(´Д`;)

世界三大うざい国を誇るなら、もっと粘らなきゃ!!!

ベトナムの方が素質(やつらは腕を引っ張ってくる)があった気がするぞ!

というわけで、一番陽気なお兄さんのいるお店に入ることにしました。

値段設定はこんな感じで、タジンが35~40DH(約500円)とやはりお高め設定。

まぁきっとこのあたりの広場はそんな感じなのですね。雰囲気もいいし♪

そんなにお腹がすいていなかったので、マリちゃんと二人でごはんをシェアすることにしました。

ハッサンはさらに全く会話に入ってこようとしない&話しかけても反応檄薄で、もう気を使うのも疲れたのでマリちゃんと二人で英語で話してました(一応英語で話しているあたり気を使わなきれてない。笑)

そんで隣の席に座っていたカップルをナンパし、新しいお友達をゲット♡

わたしは目があったりしたらすぐ話しかけちゃうのですが、マリちゃんもそういうのが好きっぽいから助かります!

どこの出身か聞いてみたところ・・・

「メキシコだよ!」

「おおムイビエーン!あなたは・・・」

「わたしはカナダだよー!」

えー!カナ!!!!

・・・ダ???

ん?あれ?でも、英語がネイティブじゃない・・・?

「フレンチカナディアンなの。」

え!!!(*゚∀゚)=3

フレンチカナダ人に初めて会った!ケベック州に行ったことないから!
(カナダの公用語は英語とフランス語で、全てが両語表記です。)

「わたしもカナダにいたんだよー!嬉しいー!」

「へえー、どこにいたの?」

「ビクトリアとバンクーバー」

「あー、じゃあ、わたしとはちょっと違うね。」

あれ?今まで違うところ出身のカナダ人に言っても、こういう反応返ってきたことなかったけどな・・・

と彼女が言ってる意図がわからずにいると、続けて言いました。

”カナダ人って言われるの嫌なのよね”

「え!!!!?そ、そうなの!?!?」

「うん、やっぱり全然違うし、わたしは国として独立したいって思ってるからさ。」

「な、なるほど・・・」

今までカナダの英語圏側にしかいなかったから、そんなこと、あ、でも確かに聞いたことはあったけど。

でも、あんまり気にしたことなかったな。

このメキシコ人とフレンチカナダ人のカップルは、シャウエンに働きに来たみたいで、オススメの場所を案内してくれました。

「明日仕事が早いからちょっとしか案内してあげられないけど・・・」

といいつつ、すごーーくフレンドリーな2人!

ああ、こんなカップル本当に素敵~!惚れ惚れです♡

「この川の水はすごくきれいだから、シャウエンの生活にすごく重要な川なんだ。明日の朝、ここへ来てみてみると、カラフルな洗濯をしてる姿を見ることができるよ。それからこの近くからあそこの上のメスキータに行くことができて、シャウエンの街を一望できるよ。」

わざわざ明日の朝に行ける場所まで連れて行って、見せてくれました。

本当にありがとうー!きっとまた何かの機会があれば!

すごくフレンドリーだったカップルと別れ、マリちゃんと明日の朝にさっきのところまで行ってみようと約束し、それぞれ宿に戻りました。

そして、清々しい朝ー♪

またまた広場にやってきて・・・

「みさきさーん!おはようございます!ってか聞いてくださいよ!!!」

「え?え?なになにどうしたの!?」

「ハッサン、帰っちゃいました(笑)」

え?(笑)

(食べる!おいしい!美味しい!のお店でブレックファースト)

「なんか朝起きたら突然”おれ砂漠の街に帰る・・・”って!」

「へ、へえ・・・まぁそれが良かったかもね。」

「せめてみさきさんに挨拶くらいしたらって言ったんですけどねー」

「いやいや、それは全然いいけれども、ってか砂漠ツアーやってもらうんじゃないの?」

「そう言ってたんですけどね。もう、よくわかんないです。」

「マラケシュで予約していたマンションは・・・?」

「それも結局何も言わずじまいですよ。よく分かりません。」

「モロッコ男性って・・・」

「まぁもしハッサンが砂漠ツアーやってくれなかったら、どこか他に頼みましょ!」

「そうだね、そうしようか!」

ハッサンが突如消えた朝。

「ハロー、どうここの朝ごはん?」

「なかなかいいよ!」

「お、楽しみですねー♪」

「あなた1人なの?どこ出身?」

「イタリアだよー。」

「イタリア!ま、マリちゃんー!」

「ペラペラペラ~」←イタリア語

「え!なんでイタリア語話せるの!?」

「実は~」

かまわず朝からイタリア男子をナンパするこのコンビ。笑

ってことで、ハッサンがいなくなってしまったので、マリちゃんと2人旅スタートです!

わたしがマリちゃんを奪ってしまった・・・のかな・・・?( ̄▽ ̄;)

モロッコ飯をゆる~くご紹介

*朝食(いくらか忘れた)

トーストにバターとジャム。モロッコのパンをかりっと焼いたバージョンは、さくさくおいしい!

*夕食(70DH / 900円)

3種類(チキンタジン、モロッカンサラダ、プリン)を選べるコースをマリちゃんとシェア。チキンタジンもサラダもプリンもおいしかったー♡タジンはお店によって全然味付けが違う気がします。結構オイリーなんだけど、あんまりオイリーじゃないのが好きっす。野菜もたっぷり食べられるからいいですね♪

★1ディルハム=12.90円

 

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