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アレンを見送って、一人になってからラクダに乗るまでの間、ヒマだったので散歩をすることにしました。
わたしがお世話になっていたゲルは、このように小高い見晴らしの良い場所に位置しています。
季節や年によって、移動したりもするんだって。
ぐるっと見渡して見ると、他にも山の麓や川の近くにゲルテントがあるのです。
なんとなく上から見ていて気になっていた、他のゲルテントたち。
いったいどんな人が住んでいるのだろうか・・・?
というわけで、山の麓にあるゲル集落まで、お散歩してみましょう!(*゚∀゚)=3
若干遠そうといえば、遠そうですが、まぁ・・・
一本道ずんずん進んで行けばいいだけだし♪
大丈夫でしょ(見切り発車)
ずんずん歩いて行くと、他のおたくの馬たちを発見しました!
縄張りとかあるのだろうか?
なんだかあまり他のゲルと交流してないような気がするけれども・・・
はあああ!(*゚∀゚)=3
やっぱりこの組み合わせかっこよす!!!(大興奮)
うしさんのおとーりー
と、最初はなんとなくイベントがあったのですが、そのあとずーーーーーっと一本道が続きました。
もう、ひたすら、
ええ、ひたすら、
歩きました。1時間くらい。
謎の緑の虫と追いかけっことかしながら。
ふふ。
遠いよ…(´Д`;)
もうゲルがこんなに小さくなるほどだというのに、歩いても歩いても山に着く気配がありませぬ。
なんだこれは!なんの現象だ!科学的に説明してほしい!
ゲルの上から見たら、近くに見えたんだよ!!!
でもここまで来て引き返すのもしゃくだったので、とりあえずどんどん進んでみることにしました。
1週間ゲル生活をしていたのに、一人になるのはほぼ初めて。
一人になってこの中でとことんもやもやしたかった。
大自然の中をひたすら歩きながら、頭はフル回転で「どうなの?どうする?」でいっぱいでした。
もやもやしてたこと。
旅のことだったり、
英語のことだったり、
自分のことだったり、
その、いろいろ。
なんか全部、不満でした。
それはいきなり不満になったわけではなくて、今まで旅していた中で気付いて積もっていきました。
かっこいい人も、魅力的な人も、たくさん見てきました。
知らない景色も想いも感情も、たくさん教えてもらいました。
そういう人達と出会うたびに嬉しくなって、出会うたびに、大切にしたいものも増えて、でもこれだって思うものはやっぱり一握りだと。
そして、今の私にできることはないか?と探した時に、自分のずるさと無力さを痛感してばかりでした。
ラオスで純粋なきもちをもらった時も、
インドで物乞いの子どもと別れた帰り道も、
チベットで電話をかけてごまかした時も、
あの時も、あの時も、たくさん。
なんとなく、モンゴルの全く違う暮らしをしてみたら、色々解決するような気がしていました。
答えをくれるだろうって気になってました。
でもすぐ、違うのだなと。
この大自然が何かを変えるわけでも、答えを教えてくれるわけでもなくて、
どこへ行きたいのか、自分だけが知っていて、自分だけが決められて、自分だけが選べる。
だれが教えてくれるわけではない。だれに決めてもらうわけでもない。
わたしは相当あたまでっかちなので、感情に名前を付けたがります。
これはこうこうこういうことで、こうだからこうなんだなという筋道が欲しくなるし、頭で考えても分からないこととか、とても苦手です。
だから今の、自分でも意味分からん状態は本当に最悪で、早く白黒つけたい。
シロクロシロクロー~・・・
と、頭で必死に考えても答えが出るものではなくて、心が答えを知っていてもだからといって動けるわけでもなくて。
だめか・・・
色々想ったけれどとりあえず今はそれを、ただただ奥の奥へしまおうと決めました。
ああ、なんかもやもやしたまま放置でいいや、ほっとこう、
きっとまた時間が解決してくれることだろう・・・
そしたら、ふと軽くなったのです。
あ、そうだった。
別に今すぐ無理矢理どうにかしなくてもいいんだ。
山の麓までもう少しに見えました。
でもやっぱりまだ遠いんだろうなと思って、くるっと引き返すことにしました。
よし。
ラクダ乗りにいくぞ!笑
エメー!ただいまー!ってすっきり顔で言ったら、「おー!」って笑いながら返してくれて、そして相変わらずうんこ拾ってました。
帰りはあっというまでした。
行きと同じ景色だったけど、違う景色だった。
圧倒的な大自然も答えはくれない。解決してくれない。
でも感じる力や時間や機会を、たぶんくれる。
そうして自分で自分の中のものを全部出して、そして気がつく。
何が大切か、どこに行きたいのか。
そう思ったら答えは、シンプルでした。
あ、世界一周、もうやめよう。
はい、発表します。
もうすぐ、世界一周やめます。笑
★モンゴルトゥグルグ 1MNT=0.059円
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