初海外旅行１１日目（２００９．１．１８）
・・・オーストリア / ウィーン・・・

あと一歩のところで夜行列車を逃した私は、
ただぽかーーんとホームに佇んでいました。

私、あほなんじゃないだろうか・・。
酔っぱらって、調子に乗って詩人気取りまでして、
まさか、夜行列車を逃すとは・・。

まだ１９時半と言えど、人気が少ないウィーン南駅。
外も暗く、背負ったバックパックがずっしり重く感じます。
さらには、お酒もまわり、体も重い・・。

しかも、外もものすごく寒いです！(((((( ;ﾟДﾟ)))))


ど、どうしよう・・
こんなときってどうするんだろう。

宿を探す？今から？こんな寒い中？
私にしては活動時間もだいぶ遅いし、
こんな夜にうろうろしたくない・・。


そういえば、よく駅とか空港とかで寝泊まりしましたー！
っていう上級者の人をブログとかで見かけたような！
駅にいて、始発待つとか？

凍え死ぬよ！(((((( ;ﾟДﾟ)))))


混乱しているせいか、酔っぱらってるせいか、
頭がうまくまわりません。

ホームでしばらくうろうろしていた私ですが、
（考えるときってなんだかうろうろしてしまいますね）
天才的なことを思いついてしまいました！！


はっっっっ！(*ﾟ∀ﾟ)=3
てか、まだ電車あるんじゃない！？
（もっと早く気づけた事実）


急いでトーマスクックを開き、
ウィーン→ローマの電車の時刻をチェック！

えーーと　えーーーーーと・・


あ！

あった！！あるじゃん！！(*ﾟ∀ﾟ)=3
まだ２本もある！最終電車じゃなかった！

ふふふ電車に乗れると分かった今、
怖いものはないわぁ～～(￣∇￣+)
↑とたんに強気な態度！


そうと分かれば、早速チケットを取り直さねば！


窓口に向かうと、そこはもうガラーンとしていましたが、
かろうじてお姉さんが座っていました。

トーマスクック＆英会話帳をスタンバイ！
お姉さんに余裕をもって、話しかけます。

私「すみません、今電車乗り過ごしてしまいました。
チケットは払い戻しされますか？」

お姉さん「それはできないわ～。」


ふむ。
まぁ、そうでしょう、そうでしょう。
ダメもとで言ってみただけだからね！


私「じゃあ、チケット取り直します！
この電車のチケットください！（*´▽｀）」

お姉さん「ＮＯ」


・・・（*´∀｀）


えっっっ！？！？！？Σ(ﾟДﾟ|||)


私「だだだだだ、だってここに書いて・・！？」

お姉さん「それ、期間限定の電車。今日は終わりよ。」


なにをーー！？？！(((((( ;ﾟДﾟ)))))


じゃぁ、どういうこと！？
私、ローマまで行けないってこと！？
野宿しろってことですかぁぁーーーー！？（´；ω；｀）


私があまりに涙目で必死に「りありー！？」と
何度も確認するもんだから、
お姉さんもなんだかこのひとかわいそう…みたいな表情。
だったら、なんとか！お姉さん私を助けてよぉぉーー！！！


お姉さん「Tomorrow」


ひーーー！(((((( ;ﾟДﾟ)))))
もうだめだ・・終わった・・
このくそ寒い中バックパック抱えてまた街をさまようしかないんだ・・
いやだ・・体だるいよ・・


とか、泣き言言ってられません！(｀・ω・´)

あきらめの悪い私は、まだ、何か電車あるかも！と思って、
必死にトーマスクックをべらべらめくり、
お姉さんに猛アピール！！

ほら！ほら！こんなに必死だよ！
なんかいい案だしてよねーさん！ ←人任せ


するとなんてことでしょう！
この子ほんと必死過ぎてかわいそうな子・・と思ったのか、
お姉さんが突然、こんな提案をしてきました！


お姉さん「ローマ行きの夜行列車はないけどね、

ヴェネツィア行きならあるよ。」


いや、分かってないねねーさん！
私が行きたいのはローマであって、
ヴェネツィアじゃ・・

ヴェネツィア！？！？！？(*ﾟ∀ﾟ)=3

えっ！私、ヴェネツィア行けちゃうの！？
あの水の都の！？！？

いいじゃんヴェネツィア！

むしろ、ラッキーだよ！
ヴェネツィア行けちゃうよー！！！(*ﾟ∀ﾟ)=3


こうして、私は、ローマ行きのチケットを捨て、
新たにヴェネツィア行きの夜行列車の
チケットを手に入れました！

単純な頭でよかったー（*´∀｀*）



＊＊＊使ったお金＊＊＊

　★夜行列車チケット（クシェット：ウィーン→ローマ）　２７€（約3,500円）
　★夜行列車チケット（クシェット：ウィーン→ヴェネツィア）　２７€
　※両方とも、鉄道パス利用料金