ベトナムは天気がずっと悪かったんですけど、ホーチミンに入ってからわりと晴れ間がのぞくようになりました。
そんな時はとにかく・・・
お散歩~~~~!(*゚∀゚)=3
これだけで幸せになれちゃうのが、海外マジックってやつです!!!
ひーやっぱりあっちい東南アジア!
これからどんどん暑い方に行く予定なんで、日焼け止めをどこかで買わないとだめだ~。
栄えてます、栄えてます!
ドンコイ通り(Dong Khoi ST)付近は、ちょっとヨーロッパ調の建物が多いなぁ。
川沿いの道も青空できもちいいー!!!
ま、川は汚かったですけど(*´∀`)
「ハローこんにちはー!」
ああ、またバイタクね。もうみ~んなこのくらいの日本語は平気で話すんだから。
といつものように笑顔でこんにちはー♪(スルー!)していると・・・
「ねぇねぇ、なにか日本のギャグ教えてよ!」
!!!
日本語めっちゃうまい!!!
警戒レベルを200に引き上げ!!!
(日本語話す現地人は基本信用しません)
「えーカナダにしばらくいたから、何が流行ってるのかしらないよ~」
「みてみて、これ日本の人たちが教えてくれたよ!」
ほう。これは!
よく話には聞く、日本人客の感想をたくさんもらってるノート!
こんなぶあついのはじめてみたわ~!(*゚∀゚)=3
どれどれ、ちょっと中身を拝見させていただきますよー。
そこには100人は軽く超えると思われる、たーーくさんの日本人のコメントが!
『最初は怪しいと思ったけど、この人は信用して大丈夫です!』
『色んなところに連れてってくれたし、ガイドもしてくれてよかった!』
『ぼったくりはないです!』
『一人じゃこんなローカルな旅行が出来なかったからよかったです!』
『楽しかったです!一緒にビールも飲みました!』
ほおおおおーーーん。
めっちゃ絶賛の嵐じゃないですか。
はい。
警戒レベルを300まで引き上げ決定。
「今日どこいくの?」
「カフェだよ。ちょっとこれからのチケットを探したくて~」
「ここはコーヒー高い!私、安いところ知ってる!」
「うん、でもいいや、散歩もしたいから♪」
「先に街まわる!そのあとカフェは?こことか、こことか・・・」
「これ昨日行ったなー。」
「そしたらこのお寺とか、教会とか、違うところある!市場とか!」
「いくらなのツアー?」
「(本を見せて)20万ドン!みんな同じ、ほら!ぼったくりないよ~!」
20万ドン。
1000円。
「ちょっと高すぎるよこれー!!!」
「高くない!みんな同じ~!他のバイクあぶないけど、私、安心!」
「ふううむ、何時間くらいのツアーなの?」
「2時間くらい!」
2時間で1000円か・・・
前に他のバイタクに聞いたら、値段交渉なしで1時間5$って言われたから、同じくらい?
別に観光とかもうこれ以上はいいんだけど、でも、これだけ多くの日本人が満足です!って絶賛する本を持つ、この日本語ペラペラのバイタク。
どんなものか知りたい・・・
よし!!!
試してみようじゃないか!!!
バイタクツアー開始ー!!!
あいかわらずあり得ない、バイクの洪水に一緒にのります。
「絶対これ毎日交通事故のパターンでしょ・・・」
「大丈夫!私たち運転うまい!」
まず来たのが、ティエンハウ寺!
市内唯一のチャイナタウン、チョロンにある中国寺です。
バイタクのおっちゃんが日本語で、これは◯◯って超簡単に説明してくれました。確かにあのメモ通り、おっちゃんが説明してくれたり写真を撮ってくれたりだけど・・・
もっとゆっくり観光したいよう・・・
ちゃっちゃっと進むおっちゃんに、写真をばしゃばしゃ撮りながらついていきました。
「次は教会へ行くよー!」
「あ~、ほーい。」
こんな細い道でもひるまず、みんなでがんがん進んでいくベトナム人。
そしてやってきたのは、チャータム教会です!
ここもチャイナタウンのチョロン地区にあり、中国人がたくさんくる教会らしく、ミサの言葉も中国語らしいです。
あまり大きくない教会。やっぱり暑くてどうも雰囲気が・・・
今度は夏のヨーロッパだとおもうんだけど、そのときの教会の空気ってどんな感じなんだろうなーーー。
「さ、次行くよ♪」
「え?も、もう・・・?」
あー!教会のとなりに幼稚園をはっけーん!
おおおお昼寝中ーーー!(*゚∀゚)=3
かわいさがとどまることを知らないよー!!!
ちらっとのぞいてたら、先生たちがいて、笑顔で挨拶してくれました!
「しゃ、写真をとってもいいですか・・・!?(*゚∀゚)=3」
「いいよ~♪」
横向き寝の割合がすごい!
お昼寝がじかに床!というところは、さすがベトナム(笑)
ですが、この幼稚園もきれいに色々飾ってありました~!
歯ブラシまであって、そういった教育もきちんとなされてるのに驚き!
ホーチミン都会だから、そういうのも進んでるのかなぁ。
まぁ、これ、衛生的だか衛生的じゃないかよくわかんないけど(*´∀`)
「おし、そんじゃはりきって次いこうかー!」←ちょっとノリノリになってきた!
「市場は興味ないんだよね?じゃ、どこかでビール飲もうー!」
え。。。
ちらっと時計を見る私。
いや、ビールを一緒に飲んでもいいけれども、でも、まだ1時間しかたってな・・・
はっ!まさかたかが2つささっと連れてっただけで、20万ドンもとるつもりじゃあるまいなオヤジ!!!
そうはいかない!!!そうはいかないぞおおお!!日本人そんな甘くないぜ!っていう使命感ー!!!
「買うつもりはないけど、市場も見てみたいなー。」
「おーじゃー市場行こうー!」
というわけでなんとなーくやってきた、ビンタイ市場。
とても広く、品数もたくさん~!!!
私が最初に行って5分で帰ってきたペンタイン市場とは違い、観光客向けの市場じゃないから値段もお手頃らしいです。
これとか500円くらいでオーダーメイドでサンダルを作れるらしくて、浴衣とかに合いそう!!!
ま、私はベトナムではもうオーダーメイドはね、その・・・ふふふ。
なにも欲しいものがなかったので、フルーツシェイクをオーダー!白いけどマンゴーシェイク 20,000ドン(100円)
「ちょっとトイレ行ってくるから!」
「ほーい。」
こーんな若い子もこの市場でお食事!こういう子に惚れる私です。
しかし、なかなか帰ってこないな・・・
私のことほっぽいといて、タバコ吸ってそうだな・・・
もうシェイクも飲みきってすることもなくぼーっと待っている間、私の頭の中に数々の日本人旅行者のあの絶賛のコメントがずっと流れていました。
『すごい楽しかったです…すごい楽しかった…すごい…』
「はーい!おいしかったー?」
「うん、おいしかったよー!」
「すごいおいしいコーヒーのお店知ってる!行く?」
「うーん、まぁそういうなら・・・」
で、連れてこられたコーヒーのお店。
こういう感じか・・・
コーヒーの飲み比べがいきなり始まりました。
「どう、全然違うでしょ?これが◯◯gいくらで~・・・」
「お土産はいいや・・・ねぇ、おっちゃん?」
「ん?」
「この店の人、おっちゃんの友達?」
「ああ、そうだね~!」
まぁ、そうですよね。
「じゃ、ビール飲もうー!ローカルなところで!」
「まぁ一杯くらいなら・・・」
「友達も呼ぼう~!彼も英語上手だよー!」
「おお!いいね!友達!そうしよう!」
連れてこられたのは、割ときれいな食堂!!!
えええローカルっていうから、もっとなんていうか、小汚系を期待してたのにいい~!
小さいスプリングロール。
カエルの肉!!!(足がきもちわるし!)
おねーさんもSAPPOROのコスチュームを来てるしなー・・・
ああ、なんか頭の中にさらにあの絶賛コメントが・・・
『ローカルな旅行になりました…ローカルな旅行に…ローカルな…』
おっちゃんの友達のおっちゃん(ややこしい)は本当に英語はぺらぺらで、うちらは日本語と英語を交えながら話してたんですけど・・・
おっちゃんが全然会話に混ざってこない!!!
だいたいは貧乏揺すりしてたばこ吸ってビールをばかばか飲んで、「かんぱ~い♪」って・・・
ははーん、おっちゃんさては・・・
楽するために友達をよんだね?(*´∀`)
なんだろう、この仕事で私と一緒にビール飲んでます感。
「おっちゃん、おっちゃん、もう一回おっちゃんの本がみたいなー!」
「おお、いいよー!なんなら書くー?」
「いや、書きはしないけれども(*´∀`)」
もう一度よーく見てみました。
いや、確かにみんな絶賛してるよねぇ。年月も長いようだし・・・ふむう・・・
「ほら、他にもあるよー!」
おお、このノートに収まりきれず、まだまだメモみたいのもあったんですね。どれどれ・・・
まぁ当たり前だけど、全部、これでもかってくらい大絶賛。
みんな私と同じようなルートだし、そうか、満足・・・
相性?おっちゃんとの相性とか?そ、それかなー。
ん?
『一日いろいろ連れて行ってもらって、15,000円でした。』
『決して安いとは言えないけれど、6時間で7,500円で~』
んんん!?
「あれ?おっちゃん、昔は高い値段でやってたの?」
「いや、高くないよー!これこのまえ!」
んんんん!?
「え、6時間で7,500円って???」
「それは貧乏な人用だよー!みさきさんは、この値段でいいかな?」
「は?いや?え?ほんとに?(*´∀`)」
「うん、安い方の・・・」
「まって、20万ドン(1,000円)でしょ?」
「そう、20万ドン!11時からもうすぐの16時まで、20万ドン×5時間で100万ドンだね(*´∀`)」
100万ドン?
5000円!?!?!?!(((((( ;゚Д゚)))))
「いや、まって!私、全部で20万ドンだと思ってたんだけど!?」
「は!?違うよ1時間20万ドン!!!」
「いやいや、ちょーみせてあの値段書いてあったページ!!」
『本当に1H20万ドンでした♪ ぼったくりはありませんよ!』
いやアンタこの時点ですでに、ぼったくられてるよー!!!(((((( ;゚Д゚)))))
まじか!!1時間20万ドン!?ありえないでしょその価格設定!!!
しかしこれは完全に・・・
「1H」を見逃していた私の、痛恨のミス・・・!!!
のおお・・・
「あー!わかったおっちゃん、ごめん!私が勘違いしてたみたい!他のバイタクに聞いたとき、1時間5$って言ってたからついうふふ~(*´∀`)」
「それあやしいやつだから!でもね、私は安心!100万ドン!」
いや、まて。
「おっちゃん、それこのビール飲んでる時間も含んでんの?」
「はい、そう。」
あ、な~~~るほど~~~~(*´∀`)
ってあほかオヤジ野郎ー!(((((( ;゚Д゚)))))
なーんで適当な日本語ガイドで慌ただしくちょろっと観光しておじの友達の珈琲屋に連れて行かれて買いたくもないコーヒーを販売されてよく知りもしないおじの友達とビール飲んでおじは楽して時間つぶしてるだけだしどんだけローカルかと期待してたのにローカル感も全然出てこないし日本語とかどっちでもいいからそんなんだったら自分で適当なバイタクつかまえて回れたっつーか現地トニーと一緒に回った方が何千倍も楽しいし昼からお酒飲んでるだけでバイタクのお金が発生するってそれどんなNO1キャバ嬢バイクドライバーなんだだよお前えええ貢がないぞおおおおーーー!!!(心の中で不満と疑問が一気に爆発)
「観光地めぐった2時間の40万ドンね。それ以上は払わないから。」
「はー!?なにいってんの!今16時だよ!」
「いや本気それ?なんでビール飲んでてお金が発生するのか、教えてよ(笑)」
「この料理代とかガゾリン代も・・・」
「ここのお金は全部払うから、おっちゃんには40万ドンね(*´∀`)」
「あー!もうわかった!ここ払うのね!じゃー40万でいいよ!」
ぷしゅっ(新たにビールをあけるオヤジ)
この野郎ー!だれがそのビール代払うとおもってんじゃー!(((((( ;゚Д゚)))))
これで気付いたことが、いくつかあります。
ひとつ、英語の方が戦いやすいこと。
英語の方がずばっとはっきり言いやすいし、あの日本人独特の絶妙な日本語よりダイレクトに伝わる。あと、日本語でずばっととげとげ言葉を使うと、めっっちゃ疲れませんか・・・怒の感情はやっぱり苦手~(´Д`;)
ひとつ、日本人はこういうところでお金を取れるんだということ。
日本社会人旅行者がお金持ってるのは間違いないし、英語を苦手とする日本人が多いことも事実だし、日本の感覚で「日本語だしまぁこのくらいならあり」って思う人もたくさんいるので、現地の他の値段と比べると超割高でも、客が見つかるしお金も取れる!
ひとつ、やはり日本語で絶賛しまくりのメモは信用しないこと。
日本人の社交辞令やお世辞的な何かだとしたら納得。
ひとつ、今後日本語話せる現地人の警戒レベルは最初から400で。
くそう、なんかいろいろ勉強にはなったな・・・
でもこうやっぱりお金の問題はいつもシビアで、心も貧しくなるから、お金のトラブルはいやー!!!(´;ω;`)
さっさとばいばいしよう!!!
「お会計おねがいしまーす!!!」
「40万ドン(2,000円)でーす(*´∀`)」
ぬおおお~~~!!!(((((( ;゚Д゚)))))
料理2品なのにビール飲みすぎなんだよおおお~~~!(自分も相当飲んだのを棚にあげてます)
ふつうにバイタクに乗ったら1,000円もしないところを、計80万ドン(4,000円)でお勉強させていただきました。
ま、こんくらいですんだら安いもんだよ・・・
って自分に言い聞かせてる私も、やはり日本人~(´Д`;)
もうお金お金なベトナムまじつかれた!!!次の国へいきます!!!
★1000ドン=5円
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