4泊5日のシベリア鉄道で食べ物持ち込みの計算を間違うとこうなる – 後編

[ad#co-4]

 

おはようございます、シベリア鉄道3日目。

起き上がれないくらい腰が痛い(´;ω;`)

やばいです。これ腰の骨折れてるんじゃないか?っていうくらい痛い。

起き上がるのも一苦労。色々なところに捕まって、立ち上がってみまあたたたたただだだ。。

 

まるで自分の老後にタイムスリップしてしまったよう!せめて歩けるくらい、健康なおばあちゃんになりたい!

完全おばあちゃんの歩き方でなんとか顔を洗い歯を磨き、朝ごはんを食べようと食料袋に手を入れてみると・・・

 

べちゃ。

 

え?

 

貴重な残り食料ヨーグルト様がひっくり返って、お漏れになっていらっしゃる!!!(´;ω;`)

 

詰んだ。。

今日こそなんとしてでも食料を手に入れねば・・・!(腰が痛いので「いでで」とか言いながら床を掃除。。)

 

o0800060013166768595

早速、電車が止まりましたよ!

「車掌お姉さんおはよう!ATM!駅にATMない?」
「おはよーう!・・・え?なに?時間は20分!」←的なモンゴル語

くうう、今日もちっとも伝わりません!なのに!

 

とりあえず売店を探し「ノーカード」

ですよねー(*´∀`)

 

しかし、私はめげません!!!

駅に着くたびに車掌のお姉さんに猛烈アピール!!!

「車掌お姉さんATM!クレジット!ホエアー!?」
「時間は20分!遠くにいっちゃだめよ!」
「いや、ノーフードなの!ATM!ぴっぴっぴ!ガ~~」
「オーケーオーケー♪」←的なモンゴル語

くそう!なぜだ!なぜが伝わらないのだ!?

 

o0800060013166762856

「カード使えますか?」
「ノーカードよ~~」
「えええ、モンゴルのお金は?」
「ノ~」
「じゃあUSD!?」
「ノ~」
「EUROは!?」
「クロース!!」
『えっへへ~♡(*´∀`)』

 

ってほのぼのしてる場合じゃないよ!!!

クロースでも使えないんならファーなんだからね!!!

くそう、今日もだめなのか・・・

「ぺらぺらぺら~♪」
「あ、車掌お姉さん(全然わからんけど、楽しそう)」
「ぺらぺらぺら~~~♪」
「ねえ、ATMないの?本当にないの?」
「???」
「ほら、これ(カード見せる)バンク!ATM!マニー!」

と、相変わらず全く噛み合ってない会話(でも楽しそう)をしていると、クールお姉さんが近寄ってきました。

「この子、ATM探してるんじゃない?」←的なモンゴル語
「!!! そう、ATM!ATM!」
「ノーマニー?」
「ノーマニー!ノーフード!」
「オウ、ノ~~」

通じた!!!ついに通じた!!!さあ、教えておくれ、どこでお金が下ろせるか!

 

 

「モスコー!」

 

 

本当に詰んだ。。

 

 

この日はガムをひたすら食べまくって、カップラーメンを一個だけ残して、超腹ペコで寝ました。腰も痛すぎて、横になってても痛い。

 

なんか、おかしいです。

あの憧れのシベリア鉄道に乗っているというのに、なぜ私はこんな過酷な状況に追い込まれているのでしょうか?

もっとのんびりな鉄道旅になるはずだった!なんか思い描いてたのと違うぞ!そう、だよもっとゆっくりブログ書いたり、妄想したり一人カラオ(就寝)

 

 

o0800060013166752488

シベリア鉄道4日目の朝。

もう腹ペコすぎて、すんごい早く目がさめちゃいました!ある意味、健康的な生活!

 

列車が朝6時に駅に止まったので、またしても車掌のお姉さんのところに行き、合言葉のATM!を連呼してみた(朝から超迷惑)ところ・・・

「4HOURS LATER!」

え!(*゚∀゚)=3

あるんじゃん、ATM!!!

 

ということで朝6:50、調子に乗って、最後のカップラーメンを食べますよー!(*゚∀゚)=3

4日目の朝にして、すべての食料が尽きました。

でも、大丈夫!

4時間後にATMでお金おろせるもんね~~い(*´∀`)

 

 

そして朝10時。

ぬうう、最高におなかすいた、駅はまだか・・・ああ、もう食べるものがないしなあ~~~

と思ってたら、クールお姉さんがやってきました。

「なんか食べてる?」←的なモンゴル語
「ノ~ フィニッシュ、ノーフード。。」
「ランチ!カム!」
「へ?」

 

o0800060013166762854

なんとスープを分けてくれたのです!(´;ω;`)

おおお、神ーーー!!すっっごい嬉しい・・・ありがとうう!!!っていうかお姉さん、ほんと熟練者!!!

なんとシベリア鉄道列車内で、これをつくったのですよ。

大きな鍋で。いったいどういうことなの?

 

いただきますー♡

うん・・・・味がなにもない!笑

でも、すっっごく美味しいー!(*゚∀゚)=3

 

o0800060013166762857

本当にありがとうとお皿を返しに行くと、電車が止まりました。大きな駅に着いたみたいです!

こ、ここだ!4hours laterだもん!ここにATMあるんだよね!?

 

「お姉さん、ここATMだよね!?(*゚∀゚)=3」

「NO ATM…1km!」

 

おいっ、話が違うじゃねえか!!!笑

 

いや、1km先にあるって、そりゃ無理だけれども!

でも、なんかこの大きさの駅だったら・・・もしかしたら駅内にATMあるんじゃないか!?めげない!めげないぞおお!!!

 

と、ダッシュ(してるつもりだけど腰が痛すぎてよぼよぼ歩き)で、階段を降りて地下へ!!!

そしたら、地下にはたくさん売店があったのです。ATM!ATMはどこだ…!?

見渡してみても、それっぽいものは見つからず・・・くそう、だめもとでまた売店でチャレンジ!

 

「すみません、カード使えます!?」

「使えるよー」

 

キター!!!(*゚∀゚)=3

 

「オーケー、じゃあ、ブレッド!ブレッド!」

「・・・え?チャイ?」

「いや、誰がインド人か!!ブレッドだよ~パン!」

「???」

「えーっと(指差して)ディス!ディス!!!」

「オオオオ~ウ♪」

「あとクッキーも!」

「どれ???」

「どれでもいいよ!ディス!イエス!ひいい電車でちゃう~!(((((( ;゚Д゚)))))」

 

o0800060013166762855

いやっほい、無事ゲット!(*゚∀゚)=3

なんだかまずそうなパンと、でかすぎクッキーを手に入れました!笑

ふたつで113ルーブル(339円)です。なんか一気に物価が跳ね上がった気がする…

 

こうして列車に戻って「いええーーーいゲットー!」っていうと、みんな「おー!ATM!?グッジョーブ!」って言ってくれました!

みんな優しい・・・(´;ω;`)

 

o0800060013166756762

さらに次の駅でこれで明日まで大丈夫だとフラフラしてたら・・・

 

o0800060013166768596

モンゴル人のお兄さんが、フルーチェみたいのまで買ってくれました!!!

ううう、ありがとうううう。お礼にクッキーをひとつずつ。少なくてごめんね。。

 

まったく英語は通じないけれども、モンゴル人の温かさに触れたシベリア鉄道。

 

とまぁほのぼのしめたいところなんですけど結局、最初にちゃんと食料しっかり買っとけよっていう話です。笑

シベリア鉄道旅、すっごい暇だけど、すっごい忙しかった。笑

[ad#co-3]

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

Leave a Reply

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)