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おはようございます。
インド時計回り一周旅を考えていたのですが、あの、インド一人歩きに相当お疲れだったので・・・
かくんと、ジャイプルへ行くことにしました!(*´∀`)
バラナシとかタージマハルとかあっさりスルー。
ジャイプルで面白そうなものを見つけたのですー。
でもね。
プリーからジャイプルまで列車で・・・
デリー乗り換えの計45時間移動ですって。
どんだけ広ければ気が済むんだい。
その前に自転車を30ルピー(50円)で借りて、一人で、西にあるビーチへ!!!
宿の近くのゴミビーチと違って、とてもキレイー!!!
それに人がいないので、すごく穏やかで居やすいです。
「景色を見て恋をしてるみたいにドキドキした」
っていう言葉を聞いたことがあるような気がしたのですが、どこでだったかなあ。
すごいこのセリフ恥ずかしーってなるけど、分かるー。
というわけで5分くらいドキドキしたら飽きたので、さっさと離れることにしました。
恋のドキドキって、どうして長くは続かないのでしょうか。教えて恋愛マスター。
もしかしたら結婚出来ないかもしれない(真顔)
このへんのビーチ沿いには、マーケットがあります。
たくさんインド人も遊びにきてるみたいでしたよー。
観光客が多すぎて、うるさすぎてくらくらします。
でも、サリーとか布とか150ルピーから買えるみたい!
200円ちょいです。激安ー。
さてさて、実はこのエリアにきた理由は、ビーチでドキドキでもマーケットでくらくらでもなく・・・
火葬場があるからです。
ヒンドゥー教の葬送手段である、火葬。
インド、バラナシでの火葬場はとても有名で、遺体を布でくるんで薪で焼かれ、骨をガンジス川に流します。
でもプリーの火葬場は、遺体を布で包みません。
初めて見たよ、遺体が焼かれていくところ。
火葬場は、本当に何の隔たりもなくオープンで、ぽんっと街中にありました。
人々が生活する横で、人々がリゾート地でリラックスしている横で、ウシも犬もそこにたくさん寝転がっていて、
まるでそこでたき火をしているかのように、焼かれる遺体から上がる炎を囲んでいました。
本当にこれがあの火葬場なんだろうか。
あの、扉を閉める瞬間が大嫌いな、火葬場。
オシャレをした手と足が、火の中から飛び出して見えました。
でもそれが、マネキンみたいにしか見えなくて、
頭の中は変に冷静で、変にクリアでした。
「へー死ぬってこんな感じなのか」って。
そのうち今度はおじいちゃんが運ばれてきて、丁寧に木を組み立てて、おじいちゃんもそこに組み立てられて、そして油をたくさんかけられていました。
口の中にも顔にも、だらだらかけられて、そしてあっと言う間に火に包まれました。
空を見上げたおじいさんの顔が、どんどん小さくなっていったような気がしました。
それを携帯カメラで記念撮影する現地人たち(それが普通みたい)
それを冷静に見つめながらふと、
口がぽかんと開いているのに気付いて、閉じました。
手がぎゅっと服を掴んでいるのに気付いて、ほどきました。
火の中から見えた、作り物のような固そうな女の人の手と、そこからしたたる油と、煙と、そして甘い匂い。
冷めた頭で見ていたはずなのに、胃の方からなにかが込み上がってきて、
冷めた頭で見ていたはずなのに、突然ぶわっと涙が出そうになって、
それをぐっとこらえて、手を合わせて帰りました。
死を全く感じさせない場所で、
死を目の当たりにする場所。
これが、インドの火葬場です。
★1ルピー=1.7円
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