モロッコ旅の出だしからなんだか気まずい雰囲気

約2時間のフェリー!楽しくおしゃべりしてあっという間に到着!

意気揚々と降りてくるマリちゃん。

ついに・・・

アフリカ大陸、初上陸!!!

「あ、で、どこで友達と待ち合わせしてるの?」

「フェリー乗り場まで来てくれるらしいんですけど、どうだろ」

どうやら本当は、昨日モロッコ入りだったらしい。

ごめんバスないから明日になるよ!ってその友達に伝えたらしい。

返事は返ってこなかったらしい。

というか、今日何時に着くかとか連絡取りあえてないらしい。

そして、フェリーも1時間遅れている。

すごいだめそう。笑

その状況で、友達が待ってる気が全然しないんですけど。

というわけでフェリー乗り場でうろうろ・・・

「うーーん、いないですねええ(*´∀`)」

そりゃそうだろ!予想通りだよ!

とりあえず、両替をしたり、市街地までの行き方を調べたり。

タクシーかバスか電車で、市街地まで行けるみたい。

“料金はそんなに変わらないけどバスの方が本数多くて便利”

と言われたので、とりあえずバスに乗ることにしました。

「まあ、いったん市街地に出て連絡しますよあはは(*´∀`)」

全然動じない、マリちゃん。

とりあえず、外に出てバス停まで・・・

「あ、マリ!!!」

「あああ、いたーー!!!」

「ええええ、すごっ!!!」←思わず私まで!

なんとお友達、いつにくるかわからないから、昼からずっとここで待っていたらしいのです!

な、なにそのホスピタリティ!!!

「あっはっは!すごーい!よかった会えてー!」

「昨日くるって言ったのに、心配したよーー!」

「あ、こちら新しい友達!」

「こんにちはー、ミサキですー。」

ハッサンでーす。」

ほーうドラクエか(にやける)

「街まで一時間くらいだからタクシーで行くよー。」

「タクシー安い?いくらくらい?」

「(ドライバーと交渉中)ひとり40DH/500円だってー。」

まぁ一時間だとそのくらいか?

モロッコ人同士だからローカル料金だろうけど・・・

「あ、俺はベルベル人だから、アラビア語微妙なの。」

「ほーーー・・・、ベルベル人?」

モロッコは3分の2がアラブ人、3分の1がベルベル人。

それぞれアラビア語、ベルベル語と言語が違うみたい。

その中でも、ハッサンは砂漠の村出身。

言葉は両方話せるけど、アラビア語は少し苦手だから、観光地だと観光料金になったりもするらしい。

って、まりちゃん。

なんでまたベルベル人なんてレアな友人がいる訳!?笑

しかも砂漠の村出身ってどんだけRPGの世界なのっ!!!

荷物をぽんぽんとトランクや車の上に乗っけていきます。

マリちゃん「ねえ、これトランク落ちるんじゃない?」

ドライバー「大丈夫!紐でぐるぐる巻くから!(的な仕草)」

荷物を積んで後ろの席に3人で・・・

座ろうとしたら、おっさんがぐっと詰めてきて4人に。

いやいやいやいや、おっさん狭いよ (((((( ;゚Д゚)))))

前の席に座ればいいじゃ・・・

すでに乗車率120%なようです。

って、ちょっとマテ。

ドライバー、前2人、後4人・・・

計7人乗り!

ねえねえ大丈夫なの!?これ、交通法的に大丈夫なの!?

「モロッコ的にはオッケーさ!(*´∀`)」

うそつけお前。

っていうぎゅうぎゅうむさ苦しくて暑苦しいタクシー内とはうらはらに、最高に最高なジブラルタル海峡沿いロード!

一つ前のスペインもそりゃものすごくいい天気が続いてたけど、これは本当に本当に気持ちがいい~~~!!!(*゚∀゚)=3

「ねえ、ミサキはこのあとどうするの?」

「とりあえずマラケシュにでも行こうかなーと。夜行バスあるかなー。」

「えー、俺たちと一緒に来たらいいじゃん!」

「そうですよー、一緒に回りましょうよー!」

「えっっっ!いやいやいやそれは悪いよ、せっかくの友達との再会を!」

「大丈夫ですよ!わたし、そんなハッサンと仲いいわけじゃないんで!」

「おい!!!(笑)」

マリちゃんと、ハッサンは日本で出会ったらしいです。

ハッサンは日本語を習いに短期留学中で、バー(?)で会ったとかなんとか(?)

ハッサンはあんまり日本語とか環境に馴染めなくて、そのとき英語を話してくれるマリちゃんを見つけて嬉しかったんだとか(?)

モロッコに来た時は俺が砂漠に連れて行ってあげるよとかなんとか(?)

って、すごいな。笑

こんな出会いからの約束を果たすマリちゃん!!!

でも、またあらためての再会も面白いよねー。

「泊まるところも用意してあるから、一緒に泊まれるよ!」

「3人で割ったほうが安いし、私も助かりますよー。」

「そ、そう?じゃあ、行きたいところが別れるまでぜひ一緒に!」

このパターンもしかして・・・

ちょっといい宿とかに、安く泊まれちゃうのでは!?

「あ、ここね、このアパート。」

あ、あら、なんか予想よりもずっといいアパートで・・・

って、アパート!?

もしかしてアパート借りたのか!?これは・・・

思っていたよりも・・・

たっっ、高そう・・・!!!(((((( ;゚Д゚)))))

バルコニーからタンジェビーチが眺められる素敵具合です。やばし。

「あ、あの、つかぬ事をお伺いしますが、ここひとりいくらになるので…?」

「一泊?えーーっと3人で割るから・・・ひとり200DHだね!」

200DH!2600円なり!!!

おおおお考えろ、よく考えるんだ・・・!そうか、ハッサンは日本の物価の高さかつ快適さを知っているからこそいい場所を用意してくれていたにちがいない、うん、今日はもう泊まるって言ったからここを断るのはまずないとして、でもまだまだヨーロッパ旅が続くからこれが毎日はキツイぞ、この物価の安さからしてモロッコでは一泊500~1000円とかで泊まれるはず、しかしハッサンはこのあともこんなアパートメントを用意しているといっており、もしこれ彼ら2人で止まったらマリちゃんは一泊4000円も出さなきゃいけないことになるわけであって、いや、大丈夫なのか短期旅行だから?でも現役大学生は貧乏っていう定説が?ああ、お金の問題ってなんてシビアで嫌な話題なのかしらあああしかし断るならなるべく早いうちに言わないとそう今!すぐ言ったほうが!!!

「あのー、その、他の都市では予定通りユースホステルに泊まるよごめん・・・」

「あ!それはもちろんどうぞ!ってかわたしもそんなに払えるお金ないなー。」

「えっ・・・」←ハッサンくん。

・・・(*´∀`)←気まずい空気。

きっ、気をとりなおして、ご飯食べにきましたー♡

今日まともなもの食べてないからお腹すいたーー!

アパート下のイタリアンレストラン。笑

でも、ハッサンの知り合いが働いていてすごくフレンドリーです♪

マ「で、アパートってもう予約した?」

ハ「うん、タンジェとシャウエンとマラケシュ・・・」

マ「キャンセルできないの?」

ハ「もう近いから無理かも・・・」

マ「キャンセル料いくら?」

ハ「わからないけど・・・」

マ「わたし、そんなにお金ないから全部は無理だよ。」

ハ「うん・・・」

ふ、フレンドリーなレストランで・・・(´Д`;)

言いにくいこともめっちゃズバッと言うマリちゃんと、気まずそうに会話をはぐらかすハッサンと、空気のふりをするわたし。

いわゆる、部屋とYシャツと私状態(たぶん)

きっ、気をとりなおして、夜のタンジェを散策しにきましたーーっ♡

ヨーロッパとは全然違う雰囲気で、ちょっと興奮ですね!

警戒度がくっと上がるこの感じ。

特になにかあるわけでもなく、みんなこのビーチをぷらぷらしてました。

ガラガラガラ・・・

おっちゃんが引く荷台が横を通り抜けます。んーーなんだろ?フルーツ???(凝視)

おっちゃん「おっ、食べるかい?」

ハッサンに聞いたら、サボテンの実だそうですー!

せっかくだから食べてみようってたべたこれが・・・

超~~~~おいしいっっ!(*゚∀゚)=3

なにこれすんごいおいしい!!!もっと食べたーーー

「あ!だめだよ素手で触っちゃ!細かいとげがあるから!」

おお、そ、そうなんだすみません・・・

あ、だからおっちゃんも手袋してるのか。

そしてこのあとまたあのレストランに戻って(アパートWIFI無)

パソコンとiPadで今後の計画をマリちゃんと練りました。

マリちゃんは9日間しかモロッコにいれないらしくて、シャウエン、サハラ砂漠、マラケシュに行きたいんだって。

わたしはそのほかに迷宮都市のフェズにも行ってみたくて、それらを入れて計画したらすんごい駆け足旅行になるのです!

本来なら、これをまわるんだったら2週間は欲しいところ。

でもドイツのオクトーバーフェストまであと3週間しかないし、

だらだらするよりはこの忙しいペースの方が助かるな。

「あれ、ハッサンはレストラン来ないの?」

「宿にいるって言ってましたよー。ちょっともめましたよー。」

「えええ、なんかちょっと拗ねてたもんね・・・大丈夫かな。笑」

「大丈夫です。大丈夫です。ってか、

モロッコ前に何を聞いても”ノープロブレム”しか言わなくて何も教えてくれなかったから、こういう問題が出てくるんですよねー。それでそれじゃ困るからこうしたいって言ったら拗ねるって子どもかっつーの。喜ばせようとしてくれてるのはそりゃ嬉しいですけど、あーめめしい!めんどい!ありえんわー。

あ、私めっちゃ口悪いんで気にしないでくださーい♡」←関西弁が再現できないのが悔しいです。

な、なるほどそんなことがあったのですね!(´Д`;)

マリちゃんは超サバサバしてて全く気を使わなくていいし、明るくアクティブで一緒にいるとすごく楽しいんだけども。

なんか・・・ハッサン、大丈夫かな。笑

ちょっとしたこのややこしさに、インド人を思い出すのでした。

似てる!

モロッコ飯をゆる~くご紹介

*クリームパスタ(105DH / 1,350円)

イタリアだけど。久々パスタ食べた気がする。高級レストランだったみたい。でも美味しかったし、店員さんもすごくフレンドリーでサービスばっちり!

*POMSアップルサイダー(15DH / 193円)

普通のところなら半額くらいで買えますよん。このアップルサイダーはマリちゃんと二人して超はまった飲み物!見た目もかわいらしいー。

*サボテンの実(1個1DH / 12,90円)

モロッコでものすごいはまったフルーツ!見つけるたびに食べてました!カクタスフルーツって言ってました。だいたいこのように屋台で運ばれていて、おっちゃんやおばちゃんが皮をむいてくれるのでそれをとって食べる方式。黄緑色と赤っぽい色があるけど、黄緑色がダントツに美味しいです!某旅ブロガーDくんに「超美味しいから絶対食べて!絶対だよ!」ってオススメしたら試してくれたみたいなんですけど、「普通。」って言ってました。おおげさPと言われてます。反抗期かな?

★1ディルハム=12.90円

 

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