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昨日の記事で触れた夕日スポットのオススメ。
それは、View towerの近くです!!!
View towerこんな感じ。
でも、あそこからみるのではなくて・・・
そこの手前にあるこのようなベンチに座って見るのです。
ちょっとここ、カナダビクトリアの大好きな道、ダラスロードの雰囲気に似てる!
海の匂いがすると、いつもあそこを思い出すなぁ。
夕日が沈むのは、海へではないけれども・・・
このようにベンチに座って、オレンジに染まって行く空と海をのんびり眺めて・・・
は、させてくれないのがインドです。笑
ここに座ってると次々と人が寄ってくるんですよ!!!
英語ぜんっぜん話せないのに、超笑顔で話しかけてくるインド男性。
ものごいの子たち。
金持ちインド観光客(多数)
金持ちインド人は、だいたい英語が上手です。
そしてやたらとステータスを聞きたがります。
職業とか、年齢とか、結婚の有無とか、そのカメラはいくらだとか・・・
でも正直に年齢と無職の事実と結婚してないことを言うと、「え・・・?なにしてんのあんた・・・?」って、この人行き遅れた人なんだろうなって目で見られます。
いや、日本では晩婚化が進んでおりまして・・・
って説明しても「なんで?」って全然理解してくれません。
インド女性の婚期(多分金持ち限定)は、22歳~24歳なんですって。
だから25歳超えてるともうやばいらしい。
たしかに母からの結婚しろ圧が凄まじかったのは、その時期だが・・・(違)
そんな中色々な人たちと話しながらまたひとりベンチでぼーっとしていたら、物乞いの子がまた寄ってきました。
ん?この声・・・
ああ、さっきもわたしに話しかけてきた子だな。
実はこの子、3日連続でわたしに話しかけてきているのです。
でもわたしは、物乞いの人に一度もフレンドリーにしたことないし、なにかあげたこともないし、目も合わせません。
だからだいたいの雰囲気で同じ子かなと思って、また「NO」の一言だけで無視して日記をつけていたんですが・・・
その子、今日は「なにかちょうだい」って言うことなく、ただその日記をずーっと覗いてる。
ううん・・・
子どもを無視し続けるのはさすがにもやもやしたので、これ日記なんだ。日本語だよ。って話しかけました。
そしたら「へー!」って興味津々。
そして今度はわたしがカメラを撮り出して景色を撮影したら、そのカメラもじーっと見てくる。
うう、だから・・・
どや!キレイに撮れてるだろう!って言ったら、「すごい!」ってなんだか嬉しそう。
そして彼女は遠慮がちに言いました。
「1フォト・・・」
え?写真とってほしいの?いいよ!撮ろうか!
ってカメラを構えて覗いた時に、初めて彼女の顔をちゃんと見ました。
ちょっとかしこまった顔の彼女。
これは・・・
スマーイル!笑って笑って~!
めっちゃくちゃかわいい・・・!!!
あなたすごい素敵な笑顔持ってるね!ビューティフル!
って褒めると超嬉しそうに、そして照れながら「thank you」って。
すごい純粋な、子どもらしい表情をしました。
そんな笑顔が素敵な彼女Kaveriと、写真を撮ったりお話ししたり。
今日はお金たくさんもらえたの?って聞いたら、「うん。」ってまたはにかみながら答えました。
なんかこの子・・・
今まで無視し続けてきた物乞いと違う。
わたしが金持ちインド人に話しかけられている間も、Kaveriは彼らにちょっとびくびくしながらわたしのそばにいて・・・
でも照れ屋で遠慮がちなその態度からは、とても物乞いで生きて行けるようには思えなくて・・・
わたしは強烈に彼女に惹かれたのです。
彼女があっちにビーチがあるよって言ったから、そっちの方まで歩いて行くことにしました。
アイス屋の近くを通った時に彼女がじーっとそれを見ていて、一瞬「今まで物乞いになにかをあげたことない」ことで躊躇しましたが、アイスを買ってあげました。
写真を撮られてることにも気付かないくらい、夢中で食べるKaveri。
そのあまりに子どもらしい姿を見て、この子の為に出来ることは何かないだろうかと考え始めている自分がいました。
家はないって言ってたけど、学校へはちゃんと行けてるのかな?
でも、すぐ「何も出来ない」にたどり着きました。
ここは日本ではなくインド。
そしてわたしは無職。
ふと、メキシコ人のジョージのことが思い浮かびました。
そして彼のすごさを、今度こそ本当に目の当たりにした気がする。
2時間くらい一緒に過ごしました。
「じゃあ、そろそろ帰らなきゃ・・・、また明日!」
「あ、明日はもう他の街へ行くんだ・・・」
「え・・・、そっか・・、じゃあ・・・ありがとう!」
なんとも言えない感情が、ぐるぐるしていました。
本当にわたしがこの子に出来ることって、何もないのかな?
いや、わたしには何も出来ない。
このまま別れていいのかな?
でも、わたしには何も出来ない。
「ありがとう」ってちゃんと言える姿も、
話をしたり写真を見て「スリランカスーパー!」ってキラキラ目を輝かせながら楽しそうにしている姿も、
他の人にちょっとびくびくする姿も、
何もかもが、わたしがイメージするインド人と違う。
何もかもが、わたしが無視していた物乞い達と違う。
それとも今まで、よく見ようとしてなかったから?
バイバイって笑顔で無理矢理言って別れて、宿までの道のりを彼女の影を振り切るように駆け足で戻りました。
ほんっと、今のわたし、なんにも持ってないんだな。
もう会うことはないと思うけど、彼女は間違いなく世界の中でわたしの心に残った一人です。
いつかきっとわたしがなにか彼らに出来るように。
出会ってくれてありがとう、Kaveri。
マンガ版オーストラリア編第3弾、公開しました!
世界中どこでも楽しいこともあれば、悲しいこともある。
自分の身は自分で守らないとと、気を引き締め直した出来事でした。
よろしかったら、ちらっと覗いてやってくださいなー!
★1ルピー=1.7円
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