[ad#co-4]
おはようございます。
HOTEL MODERN LODGE
no wifi, cold shower and bathroom inside, single, 一泊350ルピー (560円)
あまりに怖かったから、ホテル変えたよ!!!
っていってもまだサダルストリートですが・・・
しかもシングル空いてなくてツインに一人で泊まるという、精神的ダメージもありな展開です。
本当はここ、シングルで150ルピーからあるらしいですよー。
今日でサダルストリートから離れることにしました。
疲れたから、ボランティアへさっさと行く!
そんなこともラージには何も言わないまま、いつものようにお昼ご飯。
わたしがDOSAってやつが食べたいと言ったら、まさかの屋台!!!
つ、ついにお腹の方でも洗礼を受ける時が・・・!!!
でも店構えはあれだけど、肝心の料理の見栄えはすごくいい!
くるりーんとな。これがDOSAです。おいしそでしょ。
そのあと、ちょろっと観光。
モイダン公園の中にあるビクトリア記念堂へ。
まずは入り口でチケットを購入。
観光客は150ルピー(240円)だけど、インド人は10ルピー(16円)でした。どんなや。
ビクトリア記念堂の中は撮影禁止ですが・・・
外観と庭だけでも見応えある!!!(*゚∀゚)=3
ヨーロッパ調で、インドじゃないみたい・・・歩いてるだけで優雅な気分になれるってか・・・
落ち着く~~~(すでに相当インドにお疲れ)
そのあと、日本人男子を見つけすかさずナンパし、一緒にご飯を食べることに成功!(*゚∀゚)=3
はーー、ラージの興味が他に向いてるのを感じると、すごい気が楽になるっていうかーー(本当に相当インドにお疲れ)
彼はそのあとも、一緒に行動してくれましたー!
助かる!仲間が一人いるだけで本当に助かるよおおお~~~!!!
わんこそばみたいにつぎつぎ足されていく、なぞボール。
女の人も立ち食いわんこみたいにするっと食べる。辛いらしい。
そのあと、近くのセントポール寺院に行って、教会内でのんびり。
うん、これで終わりにする。
ラージとはここで別れました。
にこにこ笑って、またねって次の日の約束してたのに、にこにこ笑って、またねって知らん顔して終わりにしました。
話してても、遊んでても、飲んでても、楽しかったけど、最後まで「この人はわたしを騙すか騙さないか」がありました。
彼は友達のようで、友達じゃなかったのですね。
複雑な気持ちで、サダルストリートを歩いていました。
でも、同時にすごく解放されたような気持ちにもなっていました。
「misakiさん。」
サダルストリートを通る度に彼、ピアスに出会います。
「今忙しいからまたね!」って笑ってさささって避けてたけど、でも、今は他の日本人も一緒で一人ではない。
サダルストリートも今日で終わりだ。
変に逆恨みされたくないから無理矢理、笑顔を作って話しました。
「おー元気ー?さっきごめんねー、急いでて!」
「もーいいです、あなた良くない人だから。」
ん?態度が今までと違うな?
「なに?良くないって?」
「ラージに昨日の俺らのケンカのこと話したでしょ。」
って、だからなんでその情報を知ってるの?
その話をしたの、つい数時間前だよ!!!
ラージが言った?それか誰かが盗み聞き・・・
いや、もういいや。もう疲れた。やめよ。
「ごめんごめん、言っちゃダメだった?」
「嫌に決まってるでしょケンカのことなんて」
「あー。ごめんねー!」
「もう、いいよ、もうなにも助けないから」
「あ、そう。まぁ、最初の忠告は本当にありがたかったよ。じゃ。」
「もう、日本人の女は助けないから。君のせいでね。」
「そう、まぁ残念だけど。じゃあねー!」
笑顔だったけど、逃げるようにその場を立ち去りました。
このあとなにかされないかな、大丈夫かな。嫌がらせにトラブルがきたりしないよね?
あー変に興味本位で首突っ込まなきゃ良かった!もう、サダル歩きたくないようーー。
「あ!misaki~!」
「今度はマル~~~、、」
「え?どうしたの?」
「いや、なんでも・・・(誰かに話すとすぐ情報回るからなあ・・・)」
「あれ?そっちの日本人の君・・・昨日、インド人と一緒にご飯食べてたでしょ?」
「え?あーー・・・・そうだねえー」
「そんで、あいつにつきまとわれて◯◯ホテルに入ってったでしょ?」
「って、よく見てるなお前!笑」
「はは、そんでその時『◯◯◯』ってインド人に言って、そんで今朝△△して~」
『・・・・・・。』
「え?違う?(にやにや)」
「っていうかこわいよ!!!なんでそんな細かい行動まで分かるわけ!?」
「いや、俺が言ったセリフ、まさにその通りなんだけど!!!」
「え!!!まじで!!!」
「あっはは、俺もっと言えるよ、君の行動♪」
「ちょ、まって、マル・・・彼の行動全部知ってるってことは・・・」
「あ、うーん・・・はは、うん、」
misakiの事も全部知ってるよ。
彼は、あんま言いたくないんだけどって言いつつ、にやりと笑って続けました。
misakiはインド来てから、こういう背格好のインド人と遊んでるでしょ。そんで今日は◯◯時にあそこで待ち合わせ。昨日は◯◯時かな。んでどこどこいって~・・・あ、今日はニューマーケットで彼のシャツを買わなかった?2つのサイズで迷っててね。んで、最終的にmisakiがこっちの方がこうだから君に合うよ。こっちの方が良いと思うな。って言って、そしたら、じゃこっちにするって彼が買ったよね?まだあるけど、聞く?
行動も時間も状況もわたしが言ったセリフでさえも、完璧なんですが・・・!
うそお・・・・
え!!?!?!
な、なんで・・・・
こ、
こわーーーーっ!!!!(((((( ;゚Д゚)))))
「な、な、なんで・・・」
「なんで?もしかして俺のこと、ただの暇人だと思ってた?」
「い、いや、」
「ただ、毎日暇そうに話して携帯いじってるとでも?」
「ええええ。。。」
「I know eeeeeeverything♪」
混乱するわたしたちを楽しそうに眺めながら、彼は続けました。
今からする話、他の人にしないっていうなら教えてあげる。
なんでって言ったよね?
君が、日本人だからだよ。
日本人はどこに泊まってて、どういう行動しててって、全部知ってる。
なんでか分かる?
日本人まじでイージーだから!簡っっ単に騙せるの!
彼が言うには・・・
サダルストリートでターゲットにされてるのは、日本人。
日本人がコルカタに来たら、その情報は即共有される。
「君、マレーシア人?ネパール人?」って話しかけられるのも、日本語じゃなくて英語で話してくるのも、全部警戒心を解くため。
それでチャイとかおごってあげて親切にすれば、すぐ「いい人」って思ってくれる。
そこからは本当に簡単。
って、まさにわたしがやられてたパターンやないかーい!!!
もう、華麗に定石にはまりすぎて恥ずかしさ超えて笑え、わら、笑えんわーー!(((((( ;゚Д゚)))))
一通り話して満足そうに笑った彼は言いました。
「まぁこの話、コルカタでたら話してもいいよ」
「え?なんで?」
「日本人が詐欺に注意するでしょ」
「・・・マルは詐欺師じゃないの?」
「さあね~~~~♪どうだろね~♪」
「・・・なんで、私たちに話してくれたの?」
「うーん、あんたが『いいやつ』だから、かな。」
「おお・・・って、その返答も信用していいものか、、」
「あはは♪」
次の日、わたしはサダルストリートを離れ、ボランティアを始めました。
「ピアスがmisakiどこいるか知らないって聞いてたよ」という噂は聞いたものの、このインドはじめの4日間で関わった人たちには、一度も会うことはありませんでした。
この日の夜は、本当に一人で寝るのがものすっっごく怖くて、そしてこの一件以来、一人でインドをぷらぷら出来なくなりました。
インド女ひとり旅、うまくやりたいけど、本当に一人じゃ怖くて無理。
警戒心はものすごく出たけど、ものすごく警戒しすぎてて楽しめない。
何かあったわけじゃないけど、でもそれはただの幸運です。
例えば、ラージが詐欺集団でグルでやられたとしたら・・・
全然、甘かった。
インドもちょっと気を付けておけば現地人の友達出来るかもって、今までみたいに現地のこと知れるかもって、完全にうぬぼれてた。
インドは別なんだ。
こうしてすっかりびびり旅人が出来上がっていた訳ですが、コルカタを離れる日。
どうしても会わないと前に進めない気がして、わたしはまた一人でサダルストリートを早足で歩いていました。
<後編>へつづく。
★1ルピー=1.6円
[ad#co-3]
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @misapwtrip